エンベディングは、文章や言葉を、意味を表す数字の並び(ベクトル)に置き換える技術です。意味が近い文章ほど、数字の並びも近くなります。これを使うと、同じ言葉が入っていなくても、意味が近い資料を探せます。
社内の資料を AI に答えさせる仕組み(RAG)では、資料をあらかじめエンベディングで数字にしておき、質問に意味が近い資料を探して AI に渡します。「値引き」と聞いて「単価の調整」と書いた資料が見つかるのは、この仕組みによるものです。
使う側が数字の中身を見ることはありません。押さえておくのは、探す仕組みの出来が答えの質を左右するという点です。探し方が合っていないと、AI は関係の薄い資料をもとに答えてしまいます。資料を数字に置き換える作業も AI のサービスで行うことが多いので、資料を渡す先の契約と、入力の扱いも確かめます。資料の置き場所と中身を整える手順は、社内の資料に AI で答えさせる前の記事で扱っています。