Vercel は、Web サイトや Web アプリを公開し、動かし続けるためのサービスです。GitHub などのリポジトリとつなぐと、変更が送られるたびに、サイトを組み立てて公開します。本番とは別の枝(ブランチ)に送った変更には、確かめ用の URL が 1 つずつ付きます。独自のドメインを設定でき、SSL 証明書は自動で用意されます。公開した版に不具合があれば、組み立て直さずに前の版へ戻せます。
ファイルをサーバーに置いて公開するレンタルサーバーとは、作りが違います。サーバー側の処理は、呼ばれたときだけ動く関数として動き、書き込める場所は一時的なものに限られます。アップロードされたファイルやデータは、別のデータベースや保存先に置きます。公式の実行の環境は Node.js・Python・Go などです。2026 年 10 月の時点で、PHP は入っていません。WordPress のように PHP で動く仕組みを移すときは、そのまま動くかを先に確かめます。
選ぶときは、データの置き場所との距離も確かめます。関数が動く地域は、最初の設定ではアメリカのワシントン D.C. です。公式は、データベースと同じか近い地域で動かすよう勧めています。データベースを東京に置くなら、関数の地域も合わせます。確かめ用の URL にも、誰が開けるかを決める設定があるので、公開前の情報を載せるときは範囲を確かめます。本番の鍵やパスワードは、プログラムに書かず、本番用・確かめ用の環境ごとに設定として登録します。