Monthly Recurring Revenue の略で、月間経常収益とも訳されます。月額の契約(サブスクリプション)で売る会社が、毎月どれだけの売上が続いて入ってくるかを見るための数字です。初期費用や単発の作業代のように、その月だけの売上は含めません。ある月の売上が単発の大きな仕事で膨らんでいても、MRR を見れば、来月以降も続く分がどれだけあるかが分かります。
前の月からの増減は、新しい契約で増えた分、プランの変更や追加で増えた分、減額で減った分、解約で減った分に分けて見ます。合計が同じように伸びていても、新しい契約で増やしているのか、解約で減った分を追加で埋めているのかで、打つ手が変わります。1 年分で見る ARR(年間経常収益)という数字もあります。
「経常」とありますが、決算書の経常利益とは別のものです。会計の基準で決まった数字ではなく、会社が自分で決めて使う管理会計の数字なので、割引をどう扱うか、年払いの契約をどう入れるかといった決め方は会社によって違います。前の年と比べたり、社外に出したりするときは、何を入れたかを書き添えます。売上と入金の時期も別なので、手元のお金の見通しは資金繰り表で見ます。
月々の保守料や利用料が売上の柱になっている会社では、MRR は経営ダッシュボードに載せる数字の候補になります。