長くその仕事をしている人が、意識せずにしている判断や手順のことです。「この取引先には先に電話を入れる」「この値が出たら作り直す」といった判断は、本人には当たり前でも、書かれていなければほかの人には分かりません。言葉や文書にしたものは形式知と呼ばれます。
暗黙知が 1 人の頭の中にしかないと、その人が休んだり辞めたりしたときに仕事が止まります(属人化)。手順書や業務カードに書き出し、判断の条件を言葉にしておくと、ほかの人に引き継げます。AI に仕事を任せるときも、渡せるのは言葉になった部分だけです。
暗黙知を書き出すときは、本人に「いつもどうしているか」を聞くだけでなく、「どんなときに違うやり方をするか」を聞くと、判断の条件が出てきやすくなります。例外のときの判断こそ、ほかの人が知らない部分です。
書き出した暗黙知は、本人に読み返してもらい、合っているかを確かめます。
暗黙知を書き出すカードの考え方はコラムにあります。