事務所のネットワークや会社のサイトの管理を見直すなら、最初にするのは一覧づくりです。どんな機器があり、誰がどのアカウントを持ち、どの契約がいつ切れるか。これが分かれば、次に直す場所が決まります。
この記事群には、当社が実際に調べて直したことを書いています。たとえば、授業中にネットワークが止まる専門学校様で、配線と機器を調べた記録です。2026 年 2 月から毎月の保守をお受けしている WordPress のサイトの記録もあります。不正なアクセスを受けた WordPress のサイトを調べ、後片付けをした記録も載せています。困りごとが決まっているなら、下の表から記事を選べます。
最初に、機器・アカウント・契約・期限を 1 つの表にまとめます
機器があっても、入るためのパスワードや、誰の名義で登録したかが分からなければ、管理しているとは言えません。動いているうちは困りません。止まったとき、入れ替えるとき、業者が替わるときに困ります。
- ルーター・防御機器・スイッチ・無線の機器・NAS の置き場所と、管理画面に入れる人
- パソコンの台帳(使う人・型番・買った日・保証が切れる日・最初の設定に使ったアカウント)
- 会社のドメインの名義と、更新の期限・更新の知らせが届くアドレス
- 仕事のメールが、会社のアドレスか、個人のアドレスか
- サイトの WordPress の版と、管理者の一覧
- サーバー・ドメイン・機器の保守とライセンスの契約と、それぞれの期限
- バックアップの置き場所と、最後に戻してみた日
全部を 1 日でそろえる必要はありません。分からなかった行が、次に読む記事の目印になります。
困りごとごとに、最初に読む記事
事務所のネットワークは、図とラベルから始めます
ネットワークが止まったとき、最初に要るのは、どこに何がつながっているかの地図です。専門学校様では、学校側でも把握しきれていなかった機器と配線を調べました。そのうえで、共有フォルダ用の NAS を置き、用途ごとにネットワークを分けています。調整の後、授業中に止まっていないことを学校側と確かめています。その記録が 学校の記事 と 事例 です。
図は、現場の線と結び付いて初めて使えます。ラベルの記事 には、線の両端・一覧表・図に同じ名前を書く付け方を書きました。来客に Wi-Fi を出すなら、業務用と分けます(来客用 Wi-Fi の記事)。
パソコンとデータは、台帳とバックアップで守ります
パソコンは、値段より先に決めることがあります。Windows 11 の要件、メモリと保存容量、最初の設定に使うアカウントです(ノートパソコンの記事)。会社が管理するアカウントで設定し、台帳に残しておけば、人が辞めたときにも回収と引き継ぎに困りません。
データは、置き場所を元のデータと分け、1 つはつながっていない場所に持ちます。そして実際に戻してみます(バックアップの記事)。
メールとドメインは、会社の名義で持ちます
仕事のメールが個人の Gmail のままだと、人が辞めたときに会社が止められません。会社の名義でドメインを取り、会社が管理するアカウントに移します(メールの記事)。ドメインの名義が制作会社のままだと、引っ越しのときに認証コードが出るまで動けません(引き取りの記事)。
サイトとサーバーは、版と更新の記録を見ます
サーバーを選ぶときは、使えるデータベースや、裏の処理を動かせる間隔を、作る前に確かめます(レンタルサーバーの記事)。WordPress は、本体・PHP・プラグインの版が止まっていないかを見ます。何年も止まっていたサイトを新しくした記録は、版を上げた記事 にあります。毎月の保守で更新の前と後に確かめていることは、毎月の保守の記事 に書きました。
- 止まっている本体や PHP が古い版のまま。まず版を控えて、新しくする
- 毎月更新の前にバックアップを取り、前と後を比べて確かめる
- 気づいた見覚えのない管理者や投稿がある。直す前に、まず記録を残す
- 片付けた後入口・アカウント・パスワード・自動の更新を、前と違う状態にする
管理者の一覧に見覚えのない名前が並んでいたら、更新の話ではなく調査の話です。当社が対応した件では、作った会社が何年も前に自動の更新を切っていました。そのため、WordPress の欠陥の修正が当たらないまま、20 日間にわたって入られていました。気づいた日のうちに入口をふさぎ、4 日目に後片付けまで終えています(事例)。最初の 1 時間でやることは 改ざんの記事、片付けた後に変えることは 復旧の後の記事 に書きました。
事務所のネットワークは、ネットワーク見える化 でお受けしています。不正なアクセスを受けた WordPress は、WordPress の被害復旧 でお受けしています。



