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コラム

受け取った資料と作った資料を、案件ごとのフォルダで分ける決まり

この記事の要点

案件ごとのフォルダは、概要・作った資料・受け取った資料・調べたもの・画像の置き場所に分けます。2026 年 3 月 26 日に当社の資料の置き場所を点検すると、受け取った資料の置き場所を決めていた案件は 1 つだけでした。ファイル名の決まりも、11 項目中 7 項目が守られていませんでした。受け取った資料は、相手の付けた名前のまま置きます。

案件ごとのフォルダは、概要・作った資料・受け取った資料・調べたもの・画像の置き場所に分けます。受け取った資料は、相手の付けた名前のまま置きます。2026 年 3 月 26 日、当社の資料の置き場所を、社内の決まりと照らして点検しました。決まりを守れていない所が多く、この形にそろえ直すことにしました。

この記事では、点検で分かったことと、案件ごとのフォルダの分け方、ファイル名の付け方を紹介します。

点検したら、受け取った資料の置き場所を決めていた案件は 1 つだけでした

点検では、資料の置き場所にかかわる決まりを、項目ごとに守れているかを確かめました。ファイルとフォルダにかかわる結果は次のとおりです。

点検した決まり 確かめた項目 守れていなかった項目
フォルダの分け方がそろっているか 8 5
ファイル名の付け方の決まりを守っているか 11 7
受け取った資料を決まった場所に置いているか 14 13
要らないファイルが混ざっていないか 3 3

受け取った資料の置き場所を決めていたのは、1 つの案件だけでした。ほかの案件では、お客様から受け取った資料と、当社が作った資料が同じフォルダに並んでいました。どれが受け取ったもので、どれが当社のものかは、開いてみないと分かりません。

ほかにも、次のことが見つかりました。

  • 案件のフォルダの直下に、Excel やメモのファイルがそのまま置かれていた
  • 受け取ったときのフォルダの形が、そのまま案件のフォルダの中に混ざっていた
  • 同じ案件の中で、ファイル名の書き方(区切りの記号など)がそろっていなかった
  • Excel を開いたときにできる一時的なファイルが、残ったままになっていた

案件のフォルダは、同じ 5 つの置き場所に分けることにしました

フォルダの絵

案件ごとのフォルダの中身
  1. 案件の概要案件の名前・相手・目的など、案件の概要を 1 枚に書いたファイルを、フォルダの最初に置く(必ず)
  2. 作った資料議事録・提案書・要件など、当社が作った資料。お渡しするものは、その中のさらに 1 か所にまとめる
  3. 受け取った資料お客様から受け取ったファイルを、受け取ったまま置く(必ず)
  4. 調べたもの調査や分析のメモ(要るときだけ)
  5. 画像などロゴや写真など(要るときだけ)

2026 年 3 月 26 日の点検で決めた、案件のフォルダの標準の形

5 つのうち、概要と受け取った資料の 2 つは、どの案件でも必ず作ります。調べたものと画像などは、要るときだけです。フォルダの名前は全部の案件で同じにし、どの案件を開いても同じ場所に同じ種類の資料があるようにしました。こうした置き場所の決まりを、用語集ではフォルダ構成の決まりと呼んでいます。

案件のフォルダの直下には、概要のファイルのほかは置きません。直下に置いたファイルは、どの種類の資料かが名前でしか分からないからです。

受け取った資料は、相手の付けた名前のまま置きます

受け取った資料だけは、ファイル名を社内の決まりにそろえません。受け取ったときのフォルダの形も、受け取った資料の置き場所の中でなら、そのまま残してよいことにしました。

名前を変えない理由は、相手の付けた名前に、相手の会社の管理の番号や版の情報が入っていることがあるからです。名前を変えてしまうと、相手から「○○の件の資料」と言われたときに、どのファイルのことか分からなくなります。受け取った資料の扱いは、用語集の受領資料にまとめました。

作った資料の名前は、年月日 8 桁を頭に付けます

当社が作る資料は、「20260326_内容」のように、年月日の 8 桁を頭に付けます。

決まり 理由
頭に年月日 8 桁を付ける 並べ替えると日付の順に並ぶ。同じ内容の資料を何度か作っても見分けられる
内容は短い言葉にする 開かなくても、何の資料か分かる
区切りの書き方を 1 つにそろえる 検索するときに、書き方の違いで漏れない
案件のフォルダの名前は「番号_短い名前」にする 番号で並び、名前で何の案件か分かる

名前の付け方の決まりは、守る人が 1 人でも欠けるとすぐに崩れます。当社でも、決まりは文書になっていましたが、資料を保存するときに見返す手順がありませんでした。点検の報告でも、保存するときに名前を確かめる一覧を作ることを、同じことを繰り返さないための手立てに挙げています。ファイル名の決まりは、用語集のファイル名の付け方にまとめました。

共有フォルダを整える前に確かめること

案件のフォルダとファイル名を整える前に確かめること
  • 案件ごとに、同じ名前の置き場所を作った
  • 案件の概要を 1 枚にし、フォルダの最初に置いた
  • 受け取った資料と作った資料を、別の置き場所に分けた
  • 受け取った資料の名前を、変えずに置いた
  • 作った資料の名前の頭に、年月日を付けた
  • 案件のフォルダの直下に、ばらばらのファイルを置いていない
  • Excel の一時的なファイルなど、要らないファイルが残っていない
  • 新しい案件を始めるときに、同じ形のフォルダを作る手順がある

資料の置き場所がそろっていると、担当が替わっても、案件の経緯を追えます。手順を書き出して特定の人に頼らない形にする考え方は、用語集のマニュアル化にまとめています。当社のAI伴走支援では、社内の資料を AI に読ませる前に、置き場所と名前の決まりを一緒に整えるところから始めることもあります。

よくあるご質問

ファイル名に日付を入れるのは、どんな形がよいですか?
当社は「20260326_内容」のように、年月日の 8 桁を頭に付ける形にしています。並べ替えると日付の順に並び、同じ内容の資料が何度も作られても見分けられます。
受け取った資料のファイル名は、社内の決まりにそろえないのですか?
そろえません。受け取った資料の名前には、相手の会社の管理の番号や版の情報が入っていることがあります。名前を変えると、相手と話すときにどの資料のことか分からなくなるからです。
Excel で作業していると、知らないファイルが増えるのはなぜですか?
Excel で開いているあいだ、名前が「~$」で始まる一時的なファイルが同じ場所に作られることがあります。共有の場所に残ったままになっていたら、開いている人がいないことを確かめてから片付けます。
フォルダの決まりは、いつ決めればよいですか?
新しい案件を始めるときに、同じ形のフォルダを最初に作るのが確実です。散らかってから直すと、どの資料をどこへ移したかを確かめる手間がかかります。

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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