代表のプロフィールは、今何をしている人かを最初の 1 文に書きます。そのあとに、それを裏付ける経歴、続けている活動の順に並べます。長さは 1 つに決めず、提案書や会社案内に入れる 450 字ほど、登壇や研修の講師紹介に使う 250 字ほど、名刺の裏や SNS に入れる 2〜3 行の 3 つを用意します。数字は、会社概要のページに載せているものと同じにします。
紹介や名刺から会社を知った方は、相談の前に会社のサイトを開き、代表がどんな人かを確かめます。そのとき最初の数行で今の仕事が分からないと、先を読んでもらえません。
2026 年 8 月、私の自己紹介を見直すと、時系列の文では今の仕事が伝わりませんでした
2026 年 8 月 14 日、私は自分の自己紹介を書き直すことにしました。それまでの文は、専門学校を出てシステムの開発の会社に勤め、24 歳で独立し、職業訓練の学校の立ち上げ、電子書籍、講演、不動産と保険の仕事、会社勤めへの復帰を経て、当社を作った、という時系列の形でした。
まず AI に今の文を読ませ、足りない所を挙げさせました。主なものは次の 3 つです。
- 履歴書のように古い順に並んでいて、今何をしている人かが最後まで読まないと分からない。しかも最後は「会社を作った」で終わり、作ってからの 3 年間が書かれていない
- 「多岐にわたる実体験が強み」という抽象的な言い方で終わっている。会社概要には、400 人規模のイベントの運営、毎月 1 件以上の戸建ての販売、Web 制作の金額を 100 万円ほどから 300 万円ほどに上げたこと、といった数字があるのに使っていない
- 会社を作ったときの事業の説明のままで、今の事業とつながっていない
経歴を古い順に書くと、書く本人には自然な流れに見えます。読む方にとっては、結論が最後に来る文になります。
書き直しの案は、今の仕事・裏付けの経歴・続けている活動の順にしました
書き直しの案では、順番を逆にしました。最初の 1 文に今の仕事を書き、次に、それを裏付ける経歴を数字つきで並べ、最後に、今も続けている活動を書きます。
前の形(古い順)
- 学校を出て、最初の会社に勤める
- 独立し、いくつかの仕事を経験する
- 会社勤めに戻る
- 今の会社を作る(ここで終わる)
書き直しの案(今の仕事から)
- 今の会社で、誰に何をしているか
- それを裏付ける経歴(数字つき)
- 強み(作る・売る・選ばれる、の 3 つの経験)
- 今も続けている活動
経歴の数字は、会社概要のページに載せているものだけを使いました。「多岐にわたる経験」のような言葉は、何をしたかと、どれだけしたかに置き換えます。私の場合は、システムを作る技術者の経験、家を売る営業の経験、Web で選ばれる仕組みを考えるマーケティングの経験の 3 つを、強みとして並べる案にしました。
長さは、使う場面に合わせて 3 つ用意しました
プロフィールは、使う場所によって入る長さが違います。会社案内の 1 ページ、セミナーの案内の講師紹介、名刺の裏では、使える文字の数がまったく違います。1 つの長い文を毎回その場で削ると、削るたびに中身が変わります。だから、先に 3 つの長さで書いておきます。
| 版 | 使う場面 | 長さ | 入れるもの |
|---|---|---|---|
| 標準 | 提案書、会社案内、会社概要の代表の欄 | 450 字ほど | 今の仕事、経歴(数字つき)、強み |
| 講師・登壇 | セミナーの案内、研修の講師紹介 | 250 字ほど | 今の仕事、教えてきた活動、話せること |
| 短文 | 名刺の裏、SNS、司会の方が読む紹介 | 2〜3 行 | 今の仕事と、裏付けを 1 つ |
3 つの版は、同じ言葉から削って作ります。標準の版の最初の 1 文が、短文の版の 1 行目になるように書くと、どの版を読んだ方にも同じ人に見えます。
次は、架空の会社の代表を例にした書き出しです。従業員 20 名ほどの板金の工場を継いだ 2 代目の社長、という設定です。
短文の版(例): 〇〇製作所 代表取締役。従業員 20 名の板金の工場で、試作 1 個から量産までの段取りを決めています。前職は自動車部品の購買の担当で、発注する側の見方で見積もりを組みます。
講師・登壇の版の書き足し(例): 工場では、図面を受け取ってから見積もりを返すまでの日数を、社内で毎月数えています。その数え方と、短くするために変えた段取りを、同業の方の勉強会で話しています。
短文の版の 1 行目は、標準の版にも講師の版にも、そのまま最初の 1 文として使います。講師の版では、その後ろに「話せること」を書き足し、標準の版では経歴を数字つきで書き足します。
プロフィールは、会社を確かめる方が読む所です
取引先向けのサイトの点検に使われている才流のチェックリストには、会社の情報のページに経営者や役員の経歴を載せる、という項目があります。人が提供するサービスなら、窓口に立つ社員の顔写真を載せる、セミナーの登壇者には経歴だけでなく過去の登壇や寄稿も載せる、という項目もあります。
紹介された方は、会社名や代表の名前で検索して(指名検索)、プロフィールを読みます。紹介で相談が来る会社のサイトで先に整えるページは、紹介のあとの確かめに使うサイトの記事に書いています。会社概要の住所や設立の書き方をそろえることは、会社概要の記事にまとめました。
- 最初の 1 文で、今の会社で誰に何をしているかが分かる
- 経歴の数字が、会社概要のページと同じ
- 「経験豊富」「多岐にわたる」のような言葉を、したことと量に置き換えた
- 名前の字、会社名、肩書きを、名刺と会社概要に照らした
- 3 つの版の 1 行目が、同じことを言っている
- 載せる活動や団体の名前は、載せてよいかを確かめた
- 顔の写真が、今の本人と大きく違わない
代表のプロフィールと会社の情報のページは、取引を考える方が最初に読むページです。紹介された方がどこから来て、どのページを読んでから相談したかをサイトの中に記録する仕組みは、当社のAI顧客管理マーケティングシステム構築でも作っています。



