問い合わせから打ち合わせまでの日程の調整は、メールの往復が続くと、それだけで数日かかります。日程を決めるには 2 つの形があります。人数が多い会なら、候補の日時を出して答えてもらう形。初めての相談のように 1 対 1 なら、希望の日時を受けて、担当者の予定の空きと照らして仮押さえする形です。
当社は 2026 年 6 月に、社内の業務システムにこの 2 つの機能を入れました。6 月 26 日に私が頼んだのは、依頼のフォームです。項目を選ぶとその場で金額の目安が出て、打ち合わせの希望の日時を入れると、担当者の空いている枠を仮押さえします。この記事は、2 つの形の違いと、作るときに決めたことの記録です。
2 つの形の違い
候補に答えてもらう
- こちらが候補の日時をいくつか出す
- 相手はログインなしのページで、候補ごとに ○△× を付ける
- 答えを集計し、いちばん多くの人が参加できる日が分かる
- 人数の多い会、セミナー、社外の方が複数いる打ち合わせに向く
空きを見て仮押さえする
- 相手がフォームに希望の日時を第 1・第 2 まで入れる
- 仕組みが担当者の予定の空きと照らす
- 空いていれば、担当者の予定表に仮押さえを入れる
- 初めての相談、1 対 1 の打ち合わせに向く
どちらの形でも、相手がメールに日時を書いて送り、こちらが予定表を見て返事をする、という往復をなくせます。
候補に答えてもらう形で決めたこと
| 決めたこと | 中身 |
|---|---|
| 答えるページ | 推測しにくい URL にし、ログインなしで開ける |
| 答え方 | 候補ごとに ○(参加できる)・△(調整すれば参加できる)・×(参加できない) |
| 名前 | 答える人の名前は必ず入れてもらう |
| 集計 | 社内の人だけが見られる。いちばん多くの人が参加できる日を示す |
| 締め切り | 締め切ったあとは答えられないようにし、ページにその旨を出す |
答えるページで開けるのは、答えることだけにしました。集計や社内の情報には、答えるページからはたどれません。
空きを見て仮押さえする形で決めたこと
- 項目を選ぶ相手が頼みたい項目を選ぶと、その場で金額の目安が出る
- 希望を入れる打ち合わせの希望の日時を、第 1・第 2 まで入れる
- 空きを見る担当者の社内の予定表と、つないだ Google カレンダーの両方で空きを確かめる
- 仮押さえ第 1 希望が空いていれば入れ、埋まっていれば第 2 希望を見る
- 案内どちらも埋まっていれば予約はせず、その旨を案内する
金額の目安は、相手の画面で計算した数字をそのまま記録せず、仕組みの側でフォームに決めた単価から計算し直して記録します。画面の数字を書き換えて送られても、記録される金額は変わりません。
空いているかどうかの判断では、前の予定の終わりと次の予定の始まりが同じ時刻なら、重なっていないと数えます。10 時から 11 時の予定のあとに、11 時からの打ち合わせを入れられます。
仮押さえした予定は、担当者の予定表に、予約と分かる名前で入ります。
日程の調整のページを送るメールに書くこと
候補に答えてもらう形でも、答えるページの URL だけをメールで送ると、相手は何のための日程かを確かめるために、別のメールを読み返すことになります。送るメールには、次のことも書きます。
| 書くこと | 例 |
|---|---|
| 何の打ち合わせか | 初回のご相談、研修の事前の打ち合わせ など |
| 長さ | 30 分、1 時間 など |
| 場所 | 来社、訪問、オンライン(会議の道具の名前) |
| 答えの締め切り | 〇月〇日(〇)まで |
| 決まったあとの連絡 | 決まった日時は、締め切りの翌日にメールでお知らせする |
同じ候補でも、来社かオンラインかで答えが変わる人がいます。場所が決まっていないなら、候補ごとに場所を書くか、場所も答えてもらいます。
作る前に決めておくこと
- どの打ち合わせを、どちらの形で決めるか
- 担当者の予定を、どの予定表から読むか(社内の予定表、Google カレンダーなど)
- 打ち合わせ 1 回の長さと、前後に空ける時間
- 希望が全部埋まっていたときに出す案内の文
- 仮押さえのあと、誰が確定の連絡をするか
- 前日の連絡を送るか、誰が送るか
前日の連絡の書き方は、用語集のリマインドメールにまとめています。希望の日時の欄を必須にするか、第 2 希望までにするかは、フォームの見直し(EFO)と一緒に決めます。
申込みや相談の予約を、何を数えるコンバージョンにするかを決めておくと、日程の欄を変えたあとの効き目を数えられます。業務に合わせた仕組みを AI と一緒に作る進め方はAI伴走支援、フォームから見込み客の記録までを 1 つにまとめる形はAI顧客管理マーケティングシステム構築のページにあります。



