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コラム

申込みの案内の帯が、公開したページで読めなかった 3 つの理由

この記事の要点

ページの最後の申込みの案内の帯で、同じ朝に 3 つの不具合を直しました。文字が薄くて読めない、上下の余白が無い、見出しが言葉の途中で折れる、の 3 つです。どれも作った人の画面では気づきにくく、公開したページで見つかったものです。

ページの最後にある申込みの案内は、ページを読み終えた人が次に何をするかを決める所です。2026 年 6 月 9 日の朝、当社のサービスの紹介サイトで、この案内の帯に 3 つの不具合が見つかり、同じ朝のうちに直しました。文字が薄くて読めない、上下の余白が無い、見出しが言葉の途中で折れる。どれも、公開したページで見つかったものです。

紹介サイトには、5 つの部門ごとのページがあり、どのページの最後にも、紺の帯に白い文字で次の 2 行を置いていました。

まず、資料を見てみてください。 気に入ったら、無料相談をお申し込みいただけます。

その下に、資料と相談のボタンが並びます。見出し・補足の文・ボタンの 3 つで、読み終えた人に次の一歩を示す帯です。ページの最後に申込みの案内を置く並べ方は、LP の 10 の節の記事に書いた考え方と同じです。

1 つ目:見出しと補足の文が、薄く沈んで読めませんでした

文字が薄くなっていた仕組み
  1. 名前の食い違いページの側で使っていた見出しの見た目の名前に、合う設定が無かった
  2. 色が当たらない白い文字の色が当たらず、紺の帯の上で文字が沈んだ
  3. 動きの最初の状態ふわっと表示する動きの、薄い最初の状態がそのまま残った
  4. 直したこと名前を合わせて白い色を当て、補足の文の白も濃くした

ページの側で使っていた名前と、見た目の設定(CSS)に書かれていた名前が違っていたのが原因です。画面を下に動かすと文字がふわっと現れる動きも付けていたため、その最初の薄い状態が、そのまま残っていました。補足の文の白は、もともと薄めにしていたので、読みやすい濃さまで上げました。文字と背景の明るさの差は、用語集のコントラスト比の項目で説明しています。

直したあとは、公開したページを開き、新しい見た目の設定が読み込まれていること、設定の中に直した名前が入っていることを確かめました。

2 つ目:帯の上下に余白が無く、見出しが帯の上の端に張り付いていました

1 つ目を直したあと、私が公開したページを見て、帯の上下に余白が無いことに気づきました。文字が読めるようになって、目に入った崩れです。見出しが帯の上の端に張り付いていました。

帯に上下の余白を足し、画面の幅に合わせて余白の量が変わるようにしました。

画面の幅 帯の上下の余白 帯の左右の余白
広い画面 96px 40px
900px 以下 72px 24px
600px 以下 56px 16px

3 つ目:見出しが、言葉の途中で折れていました

余白を足したあと、見出しの折れ方も直しました。幅によっては、「ください」の最後の「い。」だけが次の行に落ちていました。短い見出しで、最後の 1〜2 文字だけが行を変えると、読む人の目がそこで止まります。

見出しの折れ方

直す前

  • まず、資料を見てみてくださ
  • い。

直したあと

  • まず、資料を
  • 見てみてください。

見出しを「まず、資料を」と「見てみてください。」の 2 つのかたまりに分け、幅が足りないときは、かたまりの切れ目で折れるようにしました。会社のページの同じ帯(「まず話を」「聞いてみてください。」)も、同じように直しました。直したあとは、公開したページを画面の写しに撮って確かめています。

直しの記録は、朝の 6 時 39 分から 7 時 19 分までの間に残っています。

3 つとも、作った人の画面では気づきにくい不具合でした

次の表の理由は、当社の見立てです。

不具合 作った人の画面で気づきにくい理由
文字が薄い 名前の食い違いは、画面を見るまで分からない
余白が無い 文字が読めない間は、余白の崩れが目に入らなかった
言葉の途中で折れる 広い画面では 1 行に収まり、狭い幅でしか起きない

申込みの案内は、ページのいちばん下にあるので、作る人ほど見る回数が少ない所です。ランディングページの最後の帯は、読む人にとっては次の一歩を決める所なので、公開のたびに目で見ます。

公開したあとに見ること

ページを公開したあとに、本番のページで見ること
  • いちばん下の申込みの案内まで、画面を動かして読む
  • パソコンの幅と、スマートフォンの幅(390px 前後)の両方で見る
  • 見出しが言葉の途中で折れていない
  • 文字と背景の色の差が足りていて、薄く沈んでいない
  • ボタンを押して、行き先のページが開く
  • 直したときは、直した所の前後の崩れも見る

帯の見出しと補足の文は、読む人が押すかどうかを決める短い言葉です。ボタンのそばの短い言葉は、用語集のマイクロコピーの項目にまとめています。言葉をどれだけ練っても、文字が読めなければ届きません。

最後の項目は、2 つ目と 3 つ目の不具合から足しました。1 つを直すと、それまで隠れていた崩れが見えることがあります。何をコンバージョンとして数えるページかが決まっていれば、その入口のボタンと案内は、公開のたびにいちばん先に見ます。

フォームと申込みの案内を含むページを、当社が作ってお渡しする場合は、AI顧客管理マーケティングシステム構築のページに進め方を載せています。

よくあるご質問

公開する前に確かめたのに、公開したページで崩れるのはなぜですか?
作っている人の画面と、公開したページでは、読み込まれる見た目の設定や画面の幅が違うことがあるからです。この件でも、見出しの見た目の設定の名前が、ページの側と合っていませんでした。公開したあとに、本番のページを開いて見ることを手順に入れます。
文字が薄いかどうかは、どう判断しますか?
文字の色と背景の色の明るさの差(コントラスト比)を確かめます。目で見て読みにくいと感じたら、まず疑います。この件では、紺の帯の上の白い文字を、薄い白から読みやすい白に変えました。
見出しの折り返しは、どこまで気にすべきですか?
申込みの案内のような短い見出しは、言葉の途中で折れると読みにくくなります。この件では、最後の数文字だけが次の行に落ちていたので、意味の切れ目で折れるように直しました。スマートフォンの幅でも見ます。
こうした不具合で、問い合わせはどのくらい減りましたか?
当社では、不具合のあいだに減った問い合わせの数を測っていません。読めない案内からは申し込めないので、見つけたその日に直しました。

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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