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コラム

展示会で会った方があとで開く、出展のページに載せるもの

この記事の要点

展示会で配る資料には、来場した方向けのページの QR コードを入れます。ページには、展示したものの要点、ブースで話した担当者、配った資料、相談の申込みを載せ、会期が終わったら出展の報告に書き換えます。名刺へのお礼のメールにも、同じページのリンクを入れます。

展示会で配るパネルの案内や資料、名刺には、来場した方向けのページを開く QR コードを入れます。開いた先は会社のトップページではなく、その展示会のための出展のページにします。ページには、展示したものの要点、ブースで話した担当者、配った資料、相談の申込みを載せます。会期が終わったら、そのページを消さずに出展の報告に書き換えます。

展示会の来場者は、1 日に何社ものブースを回ります。持ち帰った資料を見返すのは、会社に戻ってからです。そのとき「あの会社で聞いた話の続き」がすぐに開けるかどうかで、相談に進むかが変わります。

当社が 2024 年に出展したとき、サイトに載せたのは予告でした

当社は 2024 年に、名古屋商工会議所の催しに 2 回出展しました。アライアンス・パートナー発掘市と、10 月 2 日の小さな会社やお店のための IT の展示と相談の会です。どちらも、サイトのお知らせ欄に出展の予告を載せました。10 月の会の予告に書いたのは、日時、会場、催しの案内のページへのリンクです。

予告は、これから来る人のための情報です。会場で会った方が会社に戻ってから開く情報とは役目が違います。来場した方が知りたいのは、ブースで聞いた話の続きと、相談するならどうすればよいかです。予告のページだけでは、その答えになりません。

展示会のブースで説明を聞く人たちのイラスト

出展のページは、パネル・資料・名刺と同じ言葉で作ります

2026 年 5 月に製造業の会社様向けに行った AI研修の教材には、展示会の資料を AI で下書きする節を入れました。出展のテーマを 1 行で決め、その言葉で、パネルの原稿、A4 の配る資料、名刺の裏の一言、QR コードの先のページの骨組みをそろえて作る手順です。ページだけ別の言葉で書くと、来場した方は同じ会社のページだと気づきにくくなります。

出展のページに載せるものは、次の 7 つです。

載せるもの 書くこと 載せる理由
展示会の名前と会期 会場とブースの番号も 来場した方が、自分の記憶と結び付けられる
展示したものの要点 パネルと同じ見出しで 3 つまで ブースで聞いた話を思い出せる
実演の動画や写真 ブースで見せたものと同じ 社内の人に見せて説明できる
配った資料 PDF でダウンロードできるように 資料をなくした方も読める
担当者 名前と顔の写真、名刺と同じ肩書き 誰に連絡すればよいかが分かる
相談の申込み 押すと何が起きるかを書いたボタン 次の一歩が 1 つに決まる
会期のあとの案内 報告への書き換えの予定 古い日付のまま残らない

製品の細かい仕様まで、このページに書き込む必要はありません。今ある製品のページへのリンクで足ります。出展のページの役目は、ブースの話と会社のサイトをつなぐことです。

QR コードの先には、展示会ごとの印を付けたリンクを置きます

QR コードの先のリンクには、どの展示会から開かれたかが分かる印(UTM パラメーター)を付けます。会期のあとに、出展のページが何回開かれ、そのうち何人が相談の申込みまで進んだかを数えられます。印の付け方は、計測の印を表で決める記事にまとめています。

QR コードは、印刷に回す前に、機種の違うスマートフォン 2 台で読み取って確かめます。QR コードの説明を公開しているデンソーウェーブのページでは、入れるデータの量が増えるほど、QR コードを組み立てる点の数が増えるとされています。長いリンクを名刺の隅に小さく印刷すると、点の 1 つ 1 つが細かくなります。そのときは、自社のドメインで短い行き先を作り、そこから出展のページへ転送します。印刷したあとで行き先の URL を変えると、QR コードは直せません。

出展のページを使う流れ
  1. 1 か月前出展のテーマを 1 行で決め、パネル・配る資料・名刺の裏と同じ言葉でページを作る
  2. 印刷の前展示会ごとの印を付けたリンクで QR コードを作り、スマートフォン 2 台で読み取る
  3. 会期中ブースで聞かれた質問を、その日のうちに書き留める
  4. 翌日名刺へのお礼のメールに、出展のページのリンクを入れて送る
  5. 1 週間後ページを出展の報告に書き換え、よく聞かれた質問への答えを足す

会期が終わったら、ページを出展の報告に書き換えます

会期のあとも、配った資料や名刺は相手の机に残ります。QR コードから開いたページが消えていると、あとで見返した方が行き止まりになります。だから、ページは消さずに、出展の報告(出展レポート)に書き換えます。報告には、ブースでよく聞かれた質問と答えを足します。同じ疑問を持つ、会場に来なかった方にも役に立つページになります。

2026 年 3 月に点検した繊維製品のメーカーのサイトでは、お知らせの更新が 2025 年の 1 年で 3 件でした。サイトの作り直しの提案では、展示会や見本市の出展の報告を、お知らせとして載せる題材の 1 つに挙げました。出展は、日付と中身のはっきりした、書く材料のある出来事です。

地図や検索に出る Google ビジネスプロフィールにも、出展を知らせる投稿を出せます。Google のヘルプでは、イベントの投稿には題と開始・終了の日を入れ、時刻を入れなければ期間中ずっと続くものとして表示されるとされています。会期の前に投稿しておけば、会社名で調べた方の目にも入ります。

会期が終わってから 1 週間でやること
  • 名刺へのお礼のメールに、出展のページのリンクを入れて送った
  • 出展のページを、出展の報告に書き換えた
  • ブースでよく聞かれた質問と答えを、報告に足した
  • QR コードから何回開かれ、何人が申込みに進んだかを数えた
  • Google ビジネスプロフィールの出展の投稿を、終わったことが分かる形にした
  • お知らせ欄の予告から、出展の報告へリンクした

名刺へのお礼のメールにも、同じページのリンクを入れます

会場で交換した名刺へのお礼のメールにも、出展のページのリンクを入れます。ブースで話した内容と同じ言葉のページが開けば、メールの本文は短くて済みます。お礼のメールの書き方は名刺交換と打ち合わせのお礼メールの記事に、名刺で受け取ったアドレスへ案内を送るときの法律の決まりは営業リストと法律の記事にあります。

名刺へのお礼のメールと、そのあとのメールマガジンを当社が代わりに送る形は、営業外注化でお受けしています。出展のページと申込みの記録をサイトの中に残す仕組みは、AI顧客管理マーケティングシステム構築で作っています。

よくあるご質問

展示会のたびにページを作るのは、手間がかかりませんか?
1 回目に、載せる項目を決めた型を作っておけば、2 回目からは展示会の名前と展示するものを入れ替えるだけです。1 回の出展で作るページは 1 枚で足ります。製品ごとのページは、今あるページへのリンクで済ませます。
QR コードの先を、会社のトップページにしてはいけませんか?
できますが、来場した方がブースで聞いた話の続きを、トップページから探すことになります。どの展示会から来た方かも分かりません。出展のページを作り、リンクに展示会ごとの印(UTM パラメーター)を付けておくと、会期のあとに何人が開いたかを数えられます。
会期が終わったら、出展のページは消したほうがよいですか?
消さずに、出展の報告に書き換えることを勧めています。配った資料や名刺の QR コードは、会期のあとも残るからです。ページを消すと、あとで資料を見返した方が開いたときに、何も表示されません。
出展の報告に、来場した人数や名刺の枚数を書いたほうがよいですか?
数えた記録があるときだけ書きます。報告の中心は、展示したもの、ブースでよく聞かれた質問とその答え、配った資料のダウンロード、相談の申込みです。会期と会場も書いておくと、来場した方が自分の記憶と結び付けられます。

関連事例

出典・参考にした資料

  1. Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」
  2. QRコードドットコム(株式会社デンソーウェーブ)「QRコードの情報量とバージョン」

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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