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コラム

資料をダウンロードした方に送る、1 通目のメールに書くこと

この記事の要点

1 通目は、資料を受け取った直後に、お礼と資料のリンクをもう一度送るメールです。本文には、資料のどこから読めばよいかと、相談するならどうすればよいかを 1 つずつ書きます。売り込みの案内は 2 通目より後に回し、送り手の名前と配信を止める方法は 1 通目から入れます。

資料(ホワイトペーパー)をダウンロードした方に送る 1 通目のメールは、資料を受け取った直後に、お礼と資料のリンクをもう一度送るメールです。本文には、資料のどこから読めばよいかと、相談するならどうすればよいかを 1 つずつ書きます。サービスの売り込みは 2 通目より後に回します。送り手の名前と、配信を止める方法は 1 通目から入れます。

1 通目は、資料が手元に届いたことを確かめるメールです

資料は、フォームを送った次の画面でダウンロードできる作りが多くあります。それでも 1 通目のメールを送るのは、資料をあとから探せるようにするためです。画面でダウンロードした資料は、パソコンのどこに保存したか分からなくなります。メールにリンクが残っていれば、受信箱を検索して見つけられます。

もう 1 つ、入力されたメールアドレスが正しいかも、このメールで分かります。届かずに戻ってきたら、アドレスの誤りです。そのアドレスには、2 通目より後も送りません。

2026 年 6 月、当社は 1 通目を「お礼と資料の要点」にしました

当社は 2026 年 6 月、作っていたサイトのために、資料を取った方に送るメールの順番を決めていました。資料の 1 つは、中小企業がシステムを入れるときの手引きです。7 つの章のうち、料金が何で決まるかを書いた章に関心を持った方を、相談に近い方として見る設計でした。

その資料を取った方へのメールは、3 通にしました。

資料を取った方へのメールの順番(2026 年 6 月の案)
  1. 資料のダウンロードフォームを送った方が、次の画面で資料を受け取る
  2. 1 通目お礼と、資料の中の「料金が何で決まるか」の要点
  3. 2 通目当社の製品の入口の案内と、事例
  4. 3 通目無料の相談と見積もりの案内。返事は 3 営業日以内と書く

どのメールにも、配信を止める方法を入れる。この案のサイトは公開しておらず、メールは送っていない

1 通目に料金の要点を書いたのは、この資料を取る方は料金と進め方への関心が強く、見積もりに近い段階にいると考えていたからです。資料の中身をメールの本文で先に少し見せると、資料を開く理由ができます。料金の幅そのものは、相談の場でお伝えする形にしていました。

この案のメールは、まだ 1 通も送っていません。メールの順番を設計したあと、送り始める前に止めている例は、ステップメールの記事に書いています。

1 通目に書くことは 6 つです

書くこと 書き方 気をつけること
件名 資料の名前とお礼 「資料送付のお知らせ」だけにしない。どの資料か分かるように
宛名 会社名とお名前 入力が空のとき「様」だけが残らない作りにする
資料のリンク ダウンロードのリンクをもう一度 期限があるなら、期限の日を書く
読み方の案内 最初に読んでほしい章を 1 つ 資料の目次を写さない
相談の案内 相談の方法を 1 つ 押すと何が起きるかを書く
送り手の表示 会社名・担当者・住所・問い合わせ先・配信を止める方法 1 通目から入れる

件名は、受信箱に並んだときに、どの資料のメールかが分かる言葉にします。資料の名前を入れない件名は、ほかの会社からのお知らせに紛れます。

1 通目の件名の例

直す前

  • 資料送付のお知らせ
  • お問い合わせありがとうございます
  • 【自動送信】ダウンロード完了

直したあと

  • 「事務所のネットワークの見直しの手引き」をお送りします
  • ダウンロードいただいた資料のリンクです(事務所のネットワークの手引き)
  • 資料の読み方のご案内:3 章の費用の決まり方から

資料の名前は架空の例

次は、この表に沿って書いた 1 通目の例です。会社名と資料の名前は架空です。

件名:「事務所のネットワークの見直しの手引き」をお送りします(例)

株式会社〇〇 〇〇様

資料をダウンロードいただき、ありがとうございます。あとで見返せるよう、資料のリンクをもう一度お送りします。リンクは 30 日間有効です。

最初に読んでいただきたいのは、3 章の「工事の費用が何で決まるか」です。配線の本数、機器の台数、工事の時間帯の 3 つで金額が変わる理由を、図で説明しています。

御社の場合の費用の目安を知りたいときは、このメールにそのまま返信してください。担当の〇〇がお返事します。

(送り手の会社名・住所・電話番号・問い合わせ先、配信を止めるためのリンク)

送るのは、資料を受け取った直後にします

1 通目は、フォームの送信のすぐあとに、自動で送ります(自動返信メール)。資料を取った方は、その時間にまだパソコンの前にいます。翌朝にまとめて送ると、ほかのメールに埋もれます。

送り元のアドレスも決めておきます。個別の返事は担当者のアドレス、一斉に送るメールは会社の共通のアドレス、と分けた当社の設計は一斉メールの送り元の記事に書いています。1 通目は返信を受けたいメールなので、返信が担当者に届くアドレスから送ります。

2 通目より後と、配信を止める仕組みは、1 通目を決めてから考えます

1 通目が決まったら、2 通目より後の順番を決めます。2 通目と 3 通目の中身は、資料のテーマと、相談に進む方が知りたいことで決めます。1 年分の題材の決め方はメールマガジンを 1 年続ける記事に、開封とクリックの数の読み方は開封とクリックの記事にあります。

サービスのページへの案内を含むメールは、特定電子メール法の広告や宣伝のメールにあたります。送り手の名前、配信停止のためのアドレスやリンク、送り手の住所、苦情や問い合わせを受け付ける連絡先を、メールに表示します。どの相手に送ってよいかと合わせて、営業リストと法律の記事にまとめています。資料のダウンロードとメールの順番を 1 つのサイトの中で扱う仕組みは、当社のAI顧客管理マーケティングシステム構築でも作っています。

よくあるご質問

1 通目に、サービスの案内を入れてもよいですか?
入れるなら 1 つだけにします。資料を受け取ったばかりの方は、まだ資料を読んでいません。サービスの案内を並べるより、資料のどこから読めばよいかを書く方が、2 通目を開いてもらえます。サービスへの誘導を含むメールは広告や宣伝のメールにあたるので、送り手の表示と配信を止める方法も入れます。
資料のダウンロードのリンクに、期限を付けたほうがよいですか?
期限を付けるなら、メールの本文に期限の日を書きます。期限が過ぎてからリンクを開いた方に、どうすればもう一度受け取れるかも書いておきます。期限を付けない場合も、資料を新しい版に替えたときに、古いリンクがどうなるかを決めておきます。
自動で送るメールは、冷たい印象になりませんか?
送り手を会社の名前だけにせず、担当者の名前を入れると、人から届いたメールとして読まれます。返信できるアドレスから送り、返信が来たら担当者が読むことも決めておきます。返信先が「返信できません」のアドレスだと、質問のある方が行き場をなくします。
1 通目が読まれたかは、何で判断すればよいですか?
開封の数より、資料のリンクのクリックと返信の数で判断します。開封の数は、画像を表示しない設定のメールソフトでは少なく出て、メールのプライバシーを守る機能を使う方では多めに出るからです。クリックが少ないときは、件名と読み方の案内の 1 文を見直します。

関連事例

出典・参考にした資料

  1. e-Gov 法令検索「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」
  2. e-Gov 法令検索「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律施行規則」

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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