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コラム

メール・チラシ・SNS のリンクに付ける計測の印を、表で決めておく

この記事の要点

リンクに付ける印は、どこから(utm_source)、どの手段で(utm_medium)、どの企画で(utm_campaign)の 3 つです。名前は小文字で、同じものには同じ言葉を使うよう、先に表で決めておきます。印は入口ごとの数を見るためのもので、お名前やメールアドレスは入れません。

メールやチラシ、SNS のリンクの終わりに、「どこから来た人か」を表す印を付けておくと、サイトの側で入口ごとの数を分けて数えられます。印は 3 つです。どこから(utm_source)、どの手段で(utm_medium)、どの企画で(utm_campaign)。名前の付け方がばらばらだと数字が分かれてしまうので、付け始める前に、名前を決めた表を作っておきます。

印の名前を UTM パラメーターと呼びます。Google アナリティクスのヘルプでは、どの場合もこの 3 つを使うよう書かれています。

印が無いと、メールから来た人を分けて数えられません

印の無いリンクと、印を付けたリンク

印が無い

  • https://www.example.com/seminar/
  • 来た元の情報が送られないと、メールから来た人も「直接来た人」に数えられることがある
  • チラシの QR コードから来た人と、名刺の QR コードから来た人を分けられない

印を付けた

  • https://www.example.com/seminar/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=spring-seminar
  • メールマガジンから来た人として数えられる
  • どの企画から何人来て、何人が申し込んだかを分けて数えられる

上の URL は例です。印は「?」のあとに「名前=値」を「&」でつないで書きます。受け取った人がリンクを押すと、行き先のページはそのまま開き、印はサイトの計測に記録されます。

3 つの印の役割

印 何を表すか 値の例
utm_source どこから来たか(媒体の名前) newsletter(メールマガジン)、instagram、card(名刺)、flyer(チラシ)
utm_medium どの手段か(大きな分類) email、social、print、qr
utm_campaign どの企画か spring-seminar、new-service

Google アナリティクスのヘルプは、手段(utm_medium)をチャネルごとに 1 つの値にそろえるよう勧めています。媒体(utm_source)は、Facebook と Instagram のように媒体ごとに別の値を使います。手段の値がばらばらだと、計測の画面で「メール」「SNS」などのまとまりに正しく入らないことがあります。言葉の意味は、用語集の Google アナリティクス 4 にもあります。

名前を決めた表を、先に作ります

印を付け始める前に、入口ごとの値を表にします。次の表は例です。

入口 utm_source utm_medium utm_campaign
メールマガジン(毎月) newsletter email 送る年と月を数字で
名刺の裏の QR コード card qr business-card
展示会で配るチラシの QR コード flyer print 展示会の名前と年
Instagram のプロフィールのリンク instagram social profile
セミナーの案内のメール seminar-mail email セミナーの名前と年

表は 1 か所に置き、新しい入口を作るときは表に行を足してから印を付けます。同じ企画に、人によって違う名前が付くのを防ぐためです。

付けるときの決まり

印を付けるときの決まり
  • 値はすべて小文字の英数字とハイフンにする(「Meta」と「meta」は別の値として数えられる)
  • 空白と日本語は使わない
  • source・medium・campaign の 3 つはいつも付ける
  • 同じ意味の入口には、いつも同じ値を使う(表から書き写す)
  • お名前・メールアドレス・電話番号など、個人の情報は値に入れない
  • 印刷する前に、印を付けた URL を自分で開き、計測の画面に記録されるかを確かめる

個人の情報を入れない決まりは、Google アナリティクスのヘルプにも書かれています。URL のパスやパラメーターに個人の情報が含まれていないことを確かめるよう求めています。

チラシや名刺の QR コードに使うときは、印を付けた URL が長くなります。長い URL をそのまま QR コードにすると、模様が細かくなります。印を付けた URL を短縮 URLに置き換えてから QR コードにすると、印刷しやすくなります。

顧客ごとの QR コードは、印とは別の仕組みです

当社の事例には、名刺を交換した方に送るハガキの宛名面に、顧客ごとに違う QR コードを刷った例を載せています。この QR コードは、サイトの訪問者の記録とつながっていて、読み込まれると、どなたがサイトを見たかが分かります。

入口ごとの印と、顧客ごとの QR コード

入口ごとの印(UTM パラメーター)

  • 同じ入口の人には、同じ印が付く
  • 分かるのは、入口ごとの人数
  • 個人の情報は入れない

顧客ごとの QR コード

  • 1 人ずつ違う番号が付く
  • 分かるのは、どなたがサイトを見たか
  • 記録することと使い道を、プライバシーポリシーに書いておく

入口ごとの印は数を数えるためのもの、顧客ごとの番号はどなたの関心かを知るためのものです。顧客ごとの番号を使うなら、記録することとその使い道を、プライバシーポリシーなどで分かるように書いておきます。

当社のAI顧客管理マーケティングシステム構築では、名刺の QR コード・メール・広告に計測用の短い URL を貼り、どこから来た方かを記録します。入口ごとの数は、流入元とキャンペーンごとに、訪問から申込みまでを管理画面で確かめられます。

よくあるご質問

UTM パラメーターは、全部付けないといけませんか?
Google アナリティクスのヘルプでは、どの場合も 3 つを使うよう書かれています。utm_source、utm_medium、utm_campaign です。ほかに utm_content や utm_term もありますが、まずはこの 3 つをそろえます。
大文字と小文字は、区別されますか?
区別されます。Google アナリティクスのヘルプでは、「Meta」と「meta」は別の値として扱われます。小文字にそろえることが勧められています。表で決めた名前を、そのまま書き写して使います。
メールのリンクに、受け取った人のメールアドレスを入れてもよいですか?
入れません。Google アナリティクスのヘルプでは、URL やそのパラメーターに個人の情報を含めないよう確かめることを求めています。誰が来たかを知りたい場合は、印ではなく、顧客ごとの番号を使う別の仕組みで扱います。
チラシの QR コードにも印を付けられますか?
付けられます。印を付けた URL を QR コードにします。ただし URL が長くなると QR コードの模様が細かくなるので、印を付けた URL を短い URL に置き換えてから QR コードにする方法もあります。

関連事例

出典・参考にした資料

  1. Google アナリティクス ヘルプ「[GA4] URL 生成ツール: カスタム URL でキャンペーン データを収集する」
  2. Google アナリティクス ヘルプ「個人情報の送信を回避するためのベスト プラクティス」

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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