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コラム

LP の 1 ページに置く 10 の節と、並べる順番

この記事の要点

LP は、読む人が知る、分かる、比べる、信じる、決めるの順に進めるよう節を並べます。必ず置くのは、最初の画面、申込みの案内、困りごとか前と後の変化のどちらかの 3 つです。事例と料金のすぐ後には申込みの案内を置き、ほかの節は中身に合わせて省きます。

LP(ランディングページ)は、読む人が「知る、分かる、比べる、信じる、決める」の順に進めるように節を並べます。当社は 2026 年 4 月 16 日に、LP を作るときの部品を 10 の節に分け、並べる順番と、省いてよい条件を決めました。必ず置くのは、最初の画面、申込みの案内、困りごとか前と後の変化のどちらか、の 3 つです。

当社の LP やサービスのページを作るときは、この決まりから始めます。部品の見た目より先に、節ごとに 1 つのことだけを伝える、という決まりを置きました。1 つの節で 2 つのことを言うと、見出しで中身が分からなくなるからです。

10 の節と、それぞれが答えること

順番 節 読む人が知りたいこと 置くかどうか
1 最初の画面 何のサービスで、誰のためのものか 必ず置く
2 困りごと 自分の会社の話か 置くのが基本
3 解決の方法 どうやって困りごとを解くのか 置くのが基本
4 前と後の変化 頼むと何が変わるのか 置くのが基本
5 機能 何ができるのか(6 つまで) 中身による
6 事例 本当にやったことがあるのか 置くのが基本
7 比べる表 ほかのやり方と何が違うのか 中身による
8 進め方 頼んだら、何がどの順で起きるのか 置くのが基本
9 料金 いくらかかるのか 状況による
10 申込みの案内 次に何をすればよいのか 必ず置く

「読む人が知りたいこと」の列は、節を書くときの問いとして使います。書いた文がこの問いに答えていなければ、その文はほかの節に移すか、消します。

読む人が LP の中で進む順番
  1. 知る最初の画面と困りごとで、自分に関係があると分かる
  2. 分かる解決の方法と前後の変化で、何をするサービスかが分かる
  3. 比べる機能と比べる表で、ほかのやり方との違いが分かる
  4. 信じる事例と進め方で、この会社に頼んでも大丈夫かを確かめる
  5. 決める料金と申込みの案内で、次に何をするかを決める

必ず置く 3 つと、省いてよい節

最初の画面が無いと、何のページかが分かりません。申込みの案内が無いと、読み終えた人がすることがありません。困りごとか前と後の変化のどちらかが無いと、読む人は自分に関係があるかを決められません。この 3 つ以外は、中身に合わせて省きます。

節 省いてよいとき
困りごと 困りごとを分かったうえで比べに来た人向けの LP
解決の方法 最初の画面で、解決の方法まで言い切れたとき
機能 機能より、頼んだ後の変化を伝えたい LP
比べる表 比べる相手がはっきりしないとき、比べると逆に分かりにくくなるとき
料金 金額が個別のお見積もりだけのとき、料金を相談のあとに伝える流れのとき

節を省くと、ページは短くなります。短くすること自体を目的にはしません。省いてよいのは、その節の問いに、ほかの節がもう答えているときだけです。

事例と料金のすぐ後に、申込みの案内を置きます

節と節のつなぎ方も決めました。困りごとの節で書いた言葉は、解決の方法の節でそのまま受けて書きます。言い換えると、読む人は別の話が始まったと思うからです。解決の方法の節で書いた結果は、前と後の変化の節で詳しく書きます。

当社の決まりでは、申込みの案内を事例のすぐ後に置きます。事例で「この会社なら頼めそうだ」と思った人が、すぐ次の行動に移れるからです。料金の節を置いたときは、すぐ後に必ず申込みの案内を置きます。案内の見出しは、料金に触れるか、まず相談だけ、のように始めやすさを書きます。

最初の画面(ファーストビュー)の決まりは、公開しているサイトの点検でもよく使います。何の会社か分からない最初の画面と、「詳しく見る」だけのボタンの例は、外から見える所だけでサイトを点検した記事に書きました。

サービスの中身で選ぶ、4 つの並べ方

10 の節のどれを使うかは、サービスの何を伝えたいかで決まります。当社の決まりには、4 つの並べ方を載せています。

型 使う場面 並び
機能を伝える 機能そのものがほかとの違いになるサービス 最初の画面、困りごと、解決の方法、機能、事例、料金、申込みの案内
変化を伝える 頼んだ後の変化を伝えたいサービス 最初の画面、困りごと、前と後の変化、事例、進め方、料金、申込みの案内
比べて選んでもらう 読む人がほかの会社とも比べているサービス 最初の画面、前と後の変化、機能、比べる表、事例、料金、申込みの案内
相談から始める 料金を載せず、相談で中身を決めるサービス 最初の画面、困りごと、解決の方法、事例、進め方、申込みの案内

並べ方を決めたら、マーケティングファネルの考え方で、読む人がどの段にいるかを確かめます。困りごとにまだ気づいていない人と、ほかの会社と比べている人では、最初に読みたい節が違います。

1 ページの文字の量の目安

LP の文字の量の目安
最初の画面の大きな見出し
30字以内
最初の画面の説明
60〜120字
困りごとの数(1 つ 50〜100 字)
3〜5個
機能の数
6個まで
進め方の段の数
3〜5段
本文の合計
1,500〜3,000字

出所: 当社が 2026 年 4 月 16 日に決めた、LP を書くときの目安

本文が 3,000 字を超えるときは、節を 1 つ省けないかを先に考えます。それでも長いときは、よくあるご質問や別のページに分けます。

書き始める前にそろえる材料

LP の文章が進まないときは、たいてい材料が足りていません。書き始める前に、次の材料を集めます。

LP を書く前にそろえる材料
  • 料金と、税別か税込か(載せない場合は、いつ伝えるか)
  • 事例と、お客様に載せてよいと確かめた記録
  • 頼んでから始まるまでの日数と、各段でお客様にしていただくこと
  • 実際に受けた質問(よくあるご質問の元になる)
  • 前と後の変化の数字の出どころ(例の数字なら、例と書く)
  • 実物の写真や画面(無い場合は、無くても意味が通る構成にする)

前と後の変化の節は、数字があると説得力が出ます。ただし、測った記録の無い数字を書くと、読んだ人の信用を一度に失います。記録が無ければ、何が変わるかを言葉で書きます。

作った LP で何を数えるかは、コンバージョンを何にするかで決まります。申込みなのか、相談の予約なのか、資料なのかを、書く前に 1 つに決めておきます。LP とフォーム、見込み客の記録を 1 つの仕組みで作る場合は、当社のAI顧客管理マーケティングシステム構築のページに中身と進め方を載せています。

よくあるご質問

LP には、必ず料金を載せたほうがよいですか?
当社の決まりでは、料金の節は「状況による」にしています。金額が個別のお見積もりだけのサービスや、料金を相談のあとに伝える流れなら省きます。載せるときは、すぐ後に申込みの案内を置きます。料金を読んだ人は、次に何をするかを決める段にいるからです。
LP の長さは、どのくらいにすればよいですか?
当社の決まりでは、本文の合計を 1,500〜3,000 字の目安にしています。それより長いと、読む人が要る所を探しにくくなります。足りない情報は、よくあるご質問や、別のページへのリンクで補います。
事例がまだ無いときは、どうしますか?
事例の節を省きます。代わりに、進め方の節で、頼んだら何がどの順で起きるかを具体的に書きます。想定の例を載せるときは、想定だと分かる書き方にし、実際の事例と混ぜません。
最初の画面には、何を書けばよいですか?
何のサービスで、誰の、どんな困りごとに使うものかを書きます。当社の決まりでは、大きな見出しを 30 字以内、その下の説明を 60〜120 字にしています。ボタンの言葉は「詳しく見る」ではなく、押した先で何ができるかを書きます。

この記事を書いた人

小野 隆士ドットシンク株式会社 代表取締役

システム開発会社の会社員、Web 制作の個人事業主、不動産営業、Web 制作会社の役員を経て、CRM 事業を軸にドットシンク株式会社を起業。自社の営業と事務の仕事に AI を使い、そのやり方を AI研修と AI伴走支援でお客様の会社に持ち込んでいます。デジタル庁 デジタル推進委員(2024 年 7 月任命)。

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